レジ前で現金を選んでしまう私が、楽天カード発行を決めた静かなきっかけ


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今朝は、カーテンを開けても部屋がいきなり明るくならなくて、冬の光って「やる気を出すための照明」じゃなくて「現実を優しく薄めるフィルター」なんだな、とぼんやり思いました。出勤前に飲んだ白湯は、ちゃんと温かいのに、のどを通る感覚だけが少し遠い。そういう日はだいたい、心が先に家を出て、体が遅れてついてくる。

夕方、駅ナカのドラッグストアで洗剤を買って、会計の画面に「クレジット」「QR」「ポイントカード」ってボタンが並んだ瞬間、私はなぜか一秒だけ固まりました。財布の中には現金と、ポイントカード数枚と、いつからか「持っているふり」をしている名刺みたいな会員証。クレジットカードは……ある。あるけど、ここ一年、ほとんど出していない。理由はシンプルで、支払いを“未来の自分”に回す行為が、妙に怖くなったから。

店員さんが「お支払い、どうされますか?」と優しく聞いてくれたのに、私は反射で「現金で…」って言ってしまって、レシートを受け取ったあとにちょっとだけ恥ずかしくなりました。別に、現金が悪いわけじゃない。けど、なんというか、私の中の“ちゃんとしてる大人”が、また一つ引っ込んだ感じがした。

それで夜。部屋に戻って、洗濯機を回して、湯船をためる気力はなくてシャワーだけ浴びて、髪を乾かしながらスマホを見ていたら、楽天の通知が来ていました。「期間限定ポイント、まもなく失効」。こういう通知って、恋愛の既読より刺さるときがある。私の人生、ポイントに追い立てられてる…って思う瞬間。

そこで私は、前から気になっていた「楽天カード」を、ついに発行しようと決めました。……決めた、というより、決めた“ふり”をして、勢いで申し込み画面を開いた、が正しいかもしれない。

ここから先の主役は、カードのスペックじゃなくて、「審査」という二文字が私の心に落とした影です。

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「審査」って、生活を点数化されるみたいで怖い

楽天カードって、年会費が永年無料だし、街でもネットでも使った分のポイントが基本100円で1ポイント貯まる、っていう“分かりやすい強さ”があります。事実としてそう書いてあるし、みんな普通に持っている。なのに私は、申し込みボタンの前で妙に手が止まってしまいました。年会費無料、ポイント還元、海外旅行傷害保険……情報は味方のはずなのに、私の脳内では「あなたは、信用される人ですか?」という質問に変換されてしまう。

たぶん、ここ数年で“評価される”ことに疲れたんだと思う。仕事では数字、SNSではいいね、人間関係では空気(あの、黙ってても伝わるはずの何か)。そしてお金の世界では信用。クレジットカードの審査って当然、申し込み者の支払い能力を見ているだけなのに、私の中では「生活そのものの採点」に見えてしまう。

誰にも言ってない本音を言うと、私は一度だけ、公共料金の支払いをうっかり忘れて督促状をもらったことがあります。大きな金額じゃないし、今はもうちゃんと支払ってる。それでも、封筒の赤い文字って、心の奥にしつこく残る。私はその“残り香”をずっと抱えていて、カードを使うたびに「またやらかすかもしれない自分」を見たくなかった。

でも同時に、現金でしか払わない自分にも、うっすら引け目がある。便利さを拒否しているんじゃなくて、便利さを扱う自信がないだけ。こういうの、地味にしんどい。……わかる人、きっといると思う。「別に困ってないけど、ちょっとだけ置いていかれてる気がする」ってやつ。

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申し込み画面の入力欄が、私の生活の棚卸しになる

楽天カードの申し込みって、基本はオンラインで進んでいく。住所、勤務先、年収、住居形態。入力欄はただのフォームなのに、私には「生活の棚卸し表」みたいに見えました。

たとえば「住居費」。家賃を入力するだけで、「私、毎月これだけ“家に払って”生きてるんだ」と急に現実が刺さる。勤務先を書けば、「ここが崩れたら私、どうなるんだろう」と想像が走る。年収欄は、数字そのものより、「この数字で私は十分なの?」という気持ちを引きずり出す装置だった。

そして、本人確認のこと。カード受け取りのとき、お申し込み本人が受け取って写真付きの本人確認書類を提示する必要がある、という案内が出てきて、私はそこで変に安心しました。手続きとしては当たり前なのに、「あなたがあなたであること」をちゃんと確認する仕組みがあるのって、なんだか救いになる。最近の私は、誰かに“私だ”と証明する場面が少なくて、逆に言えば、自分が自分であることが薄くなることがあるから。

ただ、救いと同時に、ちょっとした違和感も湧きました。本人確認って、私を守るためのものなのに、私はそこに「見られている感」を感じてしまう。住所も、仕事も、生活も、全部。悪いことをしていないのに、後ろめたさだけが勝手に出てくる。これってたぶん、“監視”が怖いんじゃなくて、「ちゃんとしていない自分がバレる」ことが怖いんだと思う。

入力を終えて、申し込み完了の画面が出たとき、心臓が小さく跳ねました。たったそれだけで。笑える。カードを申し込んだだけで、私は自分の人生を賭けたみたいな顔をしてる。

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「届くまでの1週間」が、私のクセを照らす

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申し込みが終わったあとに知ったのですが、カードは審査完了後、通常1週間から10日程度で届くらしい。これを読んだ瞬間、私はなぜか“救われた側”みたいな気持ちになりました。すぐに結果が出ないって、優しい。即決されないって、心の逃げ道になる。

でも同時に、この1週間〜10日が、私のクセをあぶり出す期間になることも分かっていました。私は、結果を待つのが苦手です。待っている間に勝手に悪い未来を作って、先に落ち込む。審査に落ちたらどうしよう、というより、落ちたときに「やっぱり私ってダメなんだ」と結論づけてしまう自分が怖い。

だから私は、申し込み後に「発行状況を確認できるページがある」ことも見つけたのに、あえて見ないことにしました。確認できるのは便利だし、安心のために用意されている機能なのに、私はそれを“自分を追い詰めるボタン”として使ってしまいそうだったから。

ここが、今日の小さな変化です。私はいつも、不安を消すために「確認」をしに行って、確認した結果また不安になる、というループに入る。仕事でも、人間関係でも、宅配の追跡でも。なのに今日は、確認をしない選択をした。自分の不安と距離を取る、というより、不安を育てないために“水やりを止めた”感じ。

楽天市場で買い物をする日、5と0のつく日はポイントが増えるよ、というお得情報ももちろん魅力的で、きっと私はそのうち、ちゃっかりエントリーしてしまうと思う。私はそういうところ、わりと素直に損したくない人間だから。

でも今日の私は、「お得」を取りに行く前に、「怖さ」をそのまま置いてみたかった。便利さの前に、自分の心の癖を一回だけ見てみたかった。

洗濯機の終了音が鳴って、私は干しながら、ふと鏡に映った自分の顔を見ました。ちゃんと笑ってはいないけど、顔が崩れてもいない。すごいことは何も起きてないのに、「私、今日ちょっとだけ大人っぽい行動したかも」と思ってしまった。もちろん大人っぽいって、カードを作ったことじゃない。怖いのに作ったことでもない。

“審査”という言葉に、自分の価値まで預けないようにしたこと。そこだけが、今日の私の小さな勝ちだったと思います。

もし、あなたも何かの申し込み画面で手が止まったことがあるなら、それって怠けでも弱さでもなくて、たぶん「生活を守りたい気持ち」が強いだけなんじゃないかな、と私は思う。守りたいものがある人ほど、未来に借りを作るのが怖い。わかる…。

カードが届いたら、私はたぶん最初の一回、コンビニで小さな買い物をして、レジで一瞬だけ呼吸が浅くなって、それでも「カードでお願いします」と言ってみると思う。言えなかったら、また現金で払って、帰り道でちょっとだけ苦笑いすると思う。そのくらいの“揺れ”のまま、生活は続く。

それにしても、カードって「薄いプラスチック一枚」なのに、持つだけで生活の流れが変わる気がするから不思議です。たとえば楽天カードは、希望すればEdy機能を付けられるけどその場合は発行手数料がかかる、とか、ETCカードは条件によって年会費が変わる、とか、細かい仕組みがちゃんと用意されている。

私はそういう“ちゃんとした仕組み”を見ると安心する一方で、「私はこの仕組みを使いこなせるのかな」と急に自信がなくなる。便利って、使える人にだけ優しいときがあるから。

だから今日は、ひとつだけ自分にルールを作りました。

カードが届くまでの間、私は「未来の不安」を先に取りに行かない。審査の結果を勝手に予想して、自分の価値を勝手に下げない。届いたら届いたで、受け取りのときに本人確認書類を出して、そこでようやく「私の生活は私が運転してる」と思う。

逆に言えば、今の私はまだ、ハンドルを握る前の助手席にいる。なら、無理にアクセルを踏まなくていい。

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こうやって文章にすると、やたら立派に見えるけど、現実の私はたぶん、次のポイント失効通知でまた小さく焦るし、夜中にカートへ入れたままの買い物を眺めて、「どうせ私、使いすぎる」とか言って自分にブレーキをかける。たぶんその繰り返し。

でも、繰り返しの中で「一回だけ違う選択をする」って、私にはけっこう大きい。

今日はカードの話を書きながら、結局ずっと「信用」の話をしていた気がします。

誰かに信用されることよりも、私が私を信用できるかどうか。

カードの審査に通るかどうかよりも、レジ前で固まった自分に対して「そうだよね、怖いよね」と言えるかどうか。

そこに、今日の私の生活の芯がありました。

ねえ、あなたが最近「申し込みボタンの前で止まったもの」って、何ですか。そこに、どんな怖さが隠れていましたか。


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