お泊まりデートで一番気をつけたいのは「すっぴん」じゃなかった

深夜2時、洗面所の鏡の前で急に不安になる

ChatGPT Image 2026年6月23日 13_42_56

6月も終わりに近づき、昼間はもう夏の気配を感じるようになりました。

紫陽花が少しずつ色を変え、コンビニには冷たいスイーツが並び始めるこの季節。

そんな時期になると、なぜか恋愛も少しだけ動き出します。

マッチングアプリでやり取りしていた人と会う回数が増えたり、気になっていた人との距離が近づいたり。

そして訪れるのが、お泊まりデートです。

30代になると、お泊まりデートに対する気持ちは20代の頃とは少し違います。

ドキドキもある。

嬉しさもある。

でも同じくらい不安もあります。

私は以前、お泊まりデートの前日にドラッグストアを3軒も回ったことがあります。

フェイスパック。

ボディクリーム。

ヘアオイル。

マウスウォッシュ。

汗拭きシート。

とにかく「完璧な私」を作ろうとしていました。

でも、実際にお泊まり当日の深夜2時。

彼が眠ったあと、洗面所の鏡を見ながら思ったのです。

「私、何と戦ってるんだろう」

その日一番気になったのは、すっぴんではありませんでした。

寝癖でもありません。

ムダ毛でもありません。

もっと別のことでした。

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お泊まりデートで本当に見られているのは生活音だった


意外かもしれません。

でも私が感じたのは、お泊まりデートで見られているのは外見よりも生活音だということです。

歯を磨く音。

荷物を置く音。

ドライヤーのかけ方。

朝起きた時の動き方。

スマホを見る姿勢。

独り言。

ため息。

そんな細かい部分です。

人は付き合う前なら「デートの顔」しか見ません。

でもお泊まりになると、「生活の顔」が見えてしまいます。

そして30代になると、その生活感が思った以上に相手へ伝わります。

以前、友人がこんなことを言っていました。

「寝顔より、朝の機嫌の悪さで冷めた」

最初は笑いました。

でも妙に納得したのです。

確かに、恋愛は特別な時間で成り立っています。

けれど結婚は生活で成り立っています。

だから相手が無意識に見ているのは、

可愛いパジャマより、

高級なスキンケアより、

その人がどんな空気をまとって暮らしているか。

そこなのかもしれません。

私自身、お泊まりデートで緊張しすぎて無口になってしまったことがあります。

「嫌われたくない」

「変な人だと思われたくない」

そんな気持ちが強すぎて、逆に自分らしさが消えてしまいました。

でも後から考えると、完璧な女性より、一緒にいて安心できる女性のほうが魅力的だったのだと思います。

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荷物の多さより「不安の多さ」が問題だった


30代独身女性のあるあるかもしれません。

お泊まりの日のバッグが異常に重い問題です。

化粧品。

アイロン。

スキンケア一式。

着替え。

サプリ。

ヘアケア用品。

予備の下着。

予備の予備。

まるで引っ越し前夜です。

私もそうでした。

でも今振り返ると、荷物が多かった理由は準備ではありません。

不安だったのです。

失敗したくなかった。

嫌われたくなかった。

幻滅されたくなかった。

だから物を持って安心しようとしていたのです。

でも恋愛って少し不思議です。

不安を隠そうとするほど、逆に苦しくなります。

私たちはつい、

「ちゃんとしなきゃ」

と思います。

30代だから。

婚活中だから。

次の恋を最後にしたいから。

そうやって自分を追い込んでしまいます。

でも本当は、

緊張してもいい。

失敗してもいい。

朝すっぴんが微妙でもいい。

むしろその不完全さの中に、その人らしさがあるのだと思います。

私は最近になってようやく気づきました。

恋愛は減点されないゲームです。

加点されるゲームでもありません。

相性を確認する時間なのです。

だから無理に100点を目指さなくてもいいのです。

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帰り道に気づいた「一番大切なこと」

ここで少し意外な話をします。

私が今までで一番印象に残っているお泊まりデート。

実は、その恋は続きませんでした。

当時の私は本気でした。

結婚も考えていました。

相手も優しかった。

価値観も近かった。

だからうまくいくと思っていました。

でも数か月後に別れました。

悲しかったです。

かなり落ち込みました。

しばらく恋愛なんてしたくないと思いました。

けれど数年経った今。

不思議なことに、そのお泊まりデートの思い出だけは温かく残っています。

なぜなら、その日初めて私は誰かに好かれるためではなく、自分らしく過ごせたからです。

寝癖も見せました。

失敗もしました。

朝はボーっとしていました。

完璧ではありませんでした。

でも楽しかったのです。

そして後になって気づきました。

私は彼を失ったのではありません。

「完璧な自分にならなければ愛されない」

という思い込みを手放したのです。

これがお泊まりデートで一番大切なことだったのかもしれません。

多くの女性は、

すっぴんを心配します。

体型を心配します。

ムダ毛を心配します。

でも本当に怖いのはそこではありません。

自分らしさを隠してしまうことです。

もし今、お泊まりデートを控えて不安になっている人がいたら伝えたいです。

準備はほどほどで大丈夫です。

パックもしていい。

可愛い部屋着も用意していい。

でも一番持っていくべきものは、自分を責めない気持ちです。

恋愛はオーディションではありません。

誰かに選ばれるための試験でもありません。

お互いの素顔を知るための時間です。

だから少しくらい不格好でもいい。

緊張してもいい。

笑ってしまえばいい。

そのほうが、案外うまくいくこともあります。

私たちはもう20代ではありません。

でもだからこそ、自分を飾ることより、自分を受け入れることの大切さを知っています。

今年の夏もきっとたくさんの出会いがあります。

その中で誰かと距離が近づいた時。

どうか完璧な女性を演じようとしないでください。

あなたらしいまま笑える恋が、いちばん素敵だと思うのです。

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