なぜか恋が続く人の共通点と出会い方、無理しない関係が始まる瞬間
中高年で恋愛してる人たち、一体どこで出会っているのか?
昨日の夜、ドラッグストアでクレンジングをかごに入れたあと、ふとレジ横の雑誌コーナーを見たら、再婚だのパートナーだの、そういう文字が妙に目に入ってきて、ああこういうのって若い人だけの話じゃないんだなと、今さらみたいに思ったんです。
外は少し湿った空気で、店内は冷房が強くて、買ったばかりの缶コーヒーが手のひらでじんわり冷たくて、そんな何でもない時間だったのに、頭の中だけ急に恋愛の話になってしまって。
中高年で恋愛してる人たちって、いったいどこで出会ってるんだろう、って。
職場が同じとか、昔からの知り合いとか、そういう昔ながらの流れもあるんだろうけど、最近はマッチングアプリも普通にあるし、趣味の集まりもあるし、でも実際のところはどうなんだろうと気になって少し調べてみたら、やっぱり「仕事関係」や「友人・知人の紹介」は今でもかなり強くて、50代・60代では紹介が上位に来る調査もありましたし、中高年向けの調査でも「職場」や「友人・知人の紹介」が主流として出ていました。
いまの結婚全体ではアプリ経由もかなり増えていて、婚活サービスを通じて結婚した人の割合は上がっているみたいで、出会い方そのものが静かに広がっている感じもありました。
なんとなく、中高年の恋愛って、もっと特別なものだと思っていたんですよね。
若い頃みたいに勢いで始まるものじゃなくて、何か大きなきっかけがあって、人生の節目みたいな顔をして始まるものなのかなって。
でも、調べながらいちばんしっくりきたのは、意外とそうでもないのかもしれない、ということでした。
◆>>新しい出逢いから、豊かでときめく人生を
もう一度はじめてみませんか?【登録無料】
![]()
仕事で顔を合わせるうちに、最初はただの「感じのいい人」だったのが、ある日ちょっと荷物を持ってくれたとか、帰り際に「気をつけて」と言われたとか、そんな小さいことで急に輪郭を持ち始めることってあるじゃないですか。
若い頃みたいに毎日きらきらしていなくても、そのぶん相手の優しさとか、変な無理をしない距離感とか、そういうものがやけに沁みるというか。
それって年齢が上がったから鈍くなるんじゃなくて、むしろ見るところが変わっただけなんだろうな、と思ったんです。
友人の紹介が多い、というのも妙にわかる気がしました。
この年齢になると、知らない人にいきなり会うより、「あの人の知り合いなら変な人ではなさそう」という安心感がかなり大きいですよね。若い頃はスリルみたいに感じていたものが、今はただの消耗に見えることもあるし。
私だって、婚活アプリを開いては閉じて、写真を見ては「この笑顔、自然なのかな」と疑い、自己紹介文を見ては「休日にカフェ巡りって、みんな同じこと書くんだな」と小さくツッコミを入れて、それで勝手に疲れてしまう日があります。たぶんああいうの、年齢というより性格もあるけど、知らない誰かに自分を差し出す感じが、少しだけしんどいんですよね。
だから紹介とか、趣味の集まりとか、最初から共通の空気がある場所で恋が始まるのは、なんだかすごく自然でした。
とはいえ、アプリが中高年と無縁かというと、全然そんなこともなくて。
ここ数年は婚活サービス全体の利用が伸びていて、直近の夫婦の出会いでもマッチングアプリが上位ですし、中高年向け調査でもスマホ経由の出会いを完全に隠す時代ではなくなってきているみたいでした。
40〜80代を対象にした調査では、マッチングアプリ利用を子どもに話す人が半数を超えたという結果もあって、ちょっと前なら「こっそり使うもの」だった空気が、少しずつ変わってきているんだなと思います。
なんだろう、中高年の恋愛って、もっと「寂しいからするもの」みたいに雑に片づけられがちだけど、本当はそれだけじゃないのかもしれません。
内閣府の調査では孤独感は25〜64歳で比較的高い傾向が出ていて、ひとりでいることに慣れているように見える世代ほど、案外ちゃんと誰かを欲しがっているのかもしれないし、IBJの調査でも50代では婚活を始める理由が20〜40代と少し違っていたりして、もう一回、生活を誰かと並べてみたい気持ちって、別に不自然じゃないんですよね。
しかも中高年の恋愛って、若い頃みたいに「この人しかいない」じゃなくて、「この人といると、ちょっとラクかも」から始まることも多そうで、その感じが私は少し羨ましかったです。
燃え上がるより、落ち着く。
ドキドキより、会ったあとに変な疲れが残らない。
そういう基準って、地味だけどかなり切実ですよね。
誰かと会った帰り道、楽しかったはずなのに、家に着いた瞬間どっと疲れて、鏡の前でピアスを外しながら「あれ、私なに頑張ってたんだろ」と思う夜、あるじゃないですか。あの感じが少ない相手って、それだけでかなり貴重なんだろうなって。
職場、紹介、趣味のサークル、地域の集まり、アプリ。
出会いの場所だけ並べると、案外ふつうなんですよね。
ドラマみたいな場所じゃなくて、日常の延長にちゃんとある。
ただ、その日常の中で恋愛が起きるには、若い頃とは少し違う勇気がいるんだろうなとも思いました。
家庭のことがあった人もいるだろうし、子どものこと、親の介護、仕事の立場、お金の話、健康のこと、軽く扱えないものが増えている年齢だから、好きだけで走れない。
でも走れないからこそ、残るものもあるのかもしれなくて。
雑に盛り上がらないぶん、ちゃんと相手を見るのかな、とか。
ちゃんと見すぎて進まないことも、たぶんあるんだろうけど。
で、ここまで調べておいて、私は結局まだ少し不思議なんです。
中高年で恋愛してる人たちは、どこで出会ってるのか。
答えだけなら、仕事だったり、紹介だったり、趣味の場だったり、最近ならアプリだったりするんだと思います。
でも本当に気になるのは、場所そのものより、「その出会いを恋愛として受け取る瞬間」はどこにあるのか、なんですよね。
ただの知り合いだったはずの人が、急に気になる人になるあの境目。
あれは年齢を重ねたら、もう少し静かなものになるのか。
それとも、結局いくつになっても、ちょっとした言葉とか、変なタイミングとか、どうでもよさそうな一瞬で始まるのか。
夜にスキンケアをしながらそんなことを考えていると、恋愛って、若い人のものでも、中高年のものでもなくて、誰かの生活の隙間にふいに入り込んでくるものなのかもしれません。
困るくらい、静かに。

コメント